2004/07/16 申込み(締め切り当日)

長野県上水内郡中条村役場にて受付をしていました。 ※ 現在は販売はしておりません。

よく読んで見てみると..........。
お届けするセット内容は、送料込み2,200円・蚕20頭(白い繭と黄色の繭を作る蚕各10頭)
人工飼料・飼育容器・飼いかたの説明書ガイドの4点セットで、大事に育て約10-15日すると美しい繭を作ります。
夏休みの自由研究用として、年一回の販売をしているようで ギョヘェー!!

今日が締め切り日ッ!

だったのです。
早速、メールにて1セットを申し込みをしました。期待と不安でドキ(*゜O゜*)バク
2004/07/23 (初日目)
中条村役場を経由して養蚕主さんより蚕飼育セット「まゆっこ」が到着しました。ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
ゆうパックのシールに 『 こんちゅう 』って言うのがあったなんて知らなかった。...orz
梱包を開けると、丸いプラチック容器が2個あり10頭ずつ入っていて、チョット不気味なお惣菜。(笑)
餌は人工飼料で、ぶっといソーセージ状の物が中に入っていて1.5cm程の厚みに切って与えるようです。
それと信州中条の紹介パンフレットがネ。(笑) ゴメンなさい。m(._.*)m 上田までしか行ったことがなくって(焦)
機会があったら、梅木鉱泉保養センターや、やきもちの里にでも遊びに行きたいと思いま〜す。
 さてと、飼育ガイドによると4-5齢幼虫で卵からふ化したのは7月10日とか。10-12日間で繭を作ると書いてあります。
それから、4-5日すると繭の中で脱皮をして蛹(さなぎ)になり7日位して蛾(ガ)になり繭から出てくるようです。
交尾をした後に5日位で生涯を終えてしまうようです。
 到着してから直ぐに丸い容器から長方形のすしパックに移し変えるよう書いてあり、早速 人工飼料を取り替え
容器に移し変えると、お蚕さんが餌に群り始めました。
 注意事項には、飼育する部屋での「蚊取り線香」や「殺虫剤」など使用しないようにと書いてありました。
ぅ゙〜、ゴキを見ると“ゴキジェット”を手に持つ自分がチョピリ心配ですの。(^0^*オッホホ

中条村からの長旅にて少々疲れ気味。丸い容器から四角い容器に移しました。
2004/07/24 (2日目)
お蚕さんが来てから、ダラダラとした生活が一転として朝が早い。今年の東京は猛暑続きで連続熱帯夜。
飼育ガイドには気温23〜25度が快適らしく、人工飼料はモスグリーン色をしており少し湿っていて乾燥すると
食べなくなるようです。どんな味がするのか少し食って見ました。(*`3´)ペッペッ・:・:∴!! マズぅ〜。
苦味もなく味もなく青臭ささがお口にいっぱい広がりましたw
この餌を調べるとお蚕さんの人工飼料を作っている世界で唯一の会社 日本農産工業鰍フ
「シルクメイト2S」とわかりました。原料は、「 桑葉粉末・大豆蛋白粉末・デンプン・砂糖・寒天・穀物粉末・クエン酸・ミネラル混合・ビタミン混合・食品用防腐剤
・その他 」で、冷蔵で半年以上も保管出来るようです。幾らなんでも人工飼料は食せませんが、桑の葉は最近健康に
とてもいい話しを耳にしているので近々ブームは必ず訪れると思います。
長方形のすしパックだと、どうも風情がないので笊(ざる)に移し替えて小糞の掃除をするとお蚕さんのお尻からは繊維状の糸が出ていて他のお蚕さんにからみつきます。 どうも脱皮の時に古い皮膚を固定させて脱ぎやすくする糸らしいですが、飼育に邪魔なので傷つけないように取り除きました。

4〜5齢幼虫にしてはちょっと成長の遅れた? おチビさんが1頭。元気がないのが心配。 ↑
2004/07/25 (3日目)
お蚕さんの食欲は順調。小糞の方も山のように増えて心配していた元気がなかった一頭のおチビさんも元気。
数頭のお蚕さんが、頭を一杯に上げている姿が目立ち始めて来ました。
笊に入れても脱走もしませんし、動き回らない幼虫で人間に一切害もなく、とても飼育が楽なので驚きました。
日付が変わる頃、一頭が脱皮しました。
しまった!! 頚椎ヘルニアの病状が悪化。首から左指までシビレが走りキーボードが・・・。(危うし)

頭を一杯に上げて餌を食べるのを止めるのは眠の格好です。いよいよ脱皮も間近。
2004/07/26 (4日目)
昨日一頭の脱皮を確認して朝起きて見ると他のお蚕さんが脱皮をしてました。やっぱり脱皮は大変で疲れた様子。
小糞の量も幾分か少な目。まだ数頭は脱皮しそうな気配があるなぁ〜。今日は見守ります。

九頭が脱皮しました。
2004/07/27 (5日目)
ありゃ!? おチビさんの様子がなんか変だよ。暑さで死んじゃった…? と、思って触れて見ると “ピクっ” て動いた。
しばらく様子を伺っていると、ゴソゴソと動き始め脱皮をし始めました。(頑張れ) 写真で見ると少しグロイですね^^;
6時間経過しても半分のところで古い皮膚が乾燥して脱皮に失敗・・・。古い皮膚を外して一命を取り止めました。
おチビさんを合わせ今日は三頭が4眠の脱皮をし終え、すべてのお蚕さんが5齢幼虫になりました。
脱皮を先に終えたお蚕さんは、段々と大きくなって来るのがわかり始める頃です。

おチビさんの脱皮です。
2004/07/28 (6日目)
4眠を終えたお蚕さんの食欲は旺盛で、餌を与えると周りに群がり見る見るうちに食べてしまいます。
数頭を残し多くは6cmを超えて、胴回りも太く糞の大きさも段々と巨大化してきて掃除も大変になります。
お蚕さんの体に触れて見ると小さく縮み冷やりとします。(あまり触れ過ぎると弱ってしまうので注意してください)
環節は13に分かれており、足は8対(16本)あります。
頭部(とうぶ)の1環節目・胸脚(きょうきゃく)の2-3環節目に3対(6本)
腹脚(ふっきゃく)の6-9環節目に4対(8本)、尾脚(びきゃく)の13環節目に1対(2本)あります。
胸脚は人間の手にあたり桑の葉や繭をつくる時に都合がよく、腹脚と尾脚は人間の足となり指に乗せると
ピッタリつきます。背中には、眼状斑紋(がんじょうはんもん)・い形斑紋(いがたはんもん)
星状斑紋(ほしじょうはんもん)・尾角(びかく)シッポがあり脈管の動きが観察できます。
胴体の両側に9対(18)の黒い気門(きもん)があり、ここから呼吸をしています。
お蚕さんの匂いは青臭いかな。
おチビさんは、大きさで言うとまだ3眠(4齢)程度かな。
ぅ゙〜、餌がもう半分しかないけど足りるのかしらね、この食欲で・・・。チョット心配っす。

一昨日脱皮したおチビさん。 脱皮を終えたお蚕さんは食欲旺盛。
お蚕の一生のあらましメモ
卵から孵化→毛蚕→1齢幼虫 [3‐4日26℃]→1眠(脱皮)2齢幼虫 [2-3日25℃] →2眠(脱皮)3齢幼虫 [3-4日24℃]
→4眠(脱皮)4齢幼虫 [5-6日23℃]→4眠(脱皮)5齢幼虫 [6-8日22-23℃]→営繭→化蛹(脱皮) [3-4日24℃]
→羽化 [10-12日24℃]→産卵→@黒種(越年卵)A生種(不越年卵)
・ 体重の増え方
 1齢(毛蚕)1倍(0.37mg) ・2齢始め20倍 ・3齢始め50倍 ・4齢始め150倍 ・5齢始め10000倍 ・熟蚕14000倍
・ 絹糸線の増え方
 1齢(毛蚕)1倍(0.01mg) ・2齢始め20倍 ・3齢始め120倍 ・4齢始め600倍 ・5齢始め4000倍 ・熟蚕16000倍
 わずか24-25日で10000倍以上になります。(まゆっこガイドより)
・ 豆知識:お蚕さんを数える単位は「頭」のようです。
2004/07/29 (7日目)
大ピ〜ンチ!! ゴキが出やがった(((( ;゚д゚)))アワワワワ
それも今世紀最大で大物が蚕部屋に(凹)
最強のゴキジェットスプレーを無闇に使うと大切なお蚕さん共々逝ってしまう。
 パンパン!!(新聞紙丸めて叩いている音) ううううううううっーーー、隙間に逃げたゾォ
 ゴルァ━━━━━━(゚Д゚)━━━━━━ !!!!!
   シュ〜〜〜〜〜〜。 シュ〜〜〜〜〜〜。 死ね ヾ(@^▽^@)ノワハハ
ヤメテー!! ( ゚д゚)ポカーン  いかん!お蚕さんが……。  ............. ニョロニョロ 〜〜〜(゜<>゜♪

ここまで大きくなり胴回りも太くうんちもデカッ!!
2004/07/30 (8日目)
人工飼料が今日の夜には底が着きそうなので養蚕主さんに急いで連絡を取り追加の餌を頼みました。
4眠を過ぎると予想以上に食べるので餌の減りが早くなります。
この辺りには桑の葉も畑も見当たりませんし注意して与えないと餌が足りなくなり餓死させては堪[たま]ったもんじゃ
ありませんしね。でも、チョット足りないような気が……。
 それにしてもボチボチ熟蚕(じゅくさん)の時期なのですが、近になると餌を食べなくなって
体が透き通るような色になって、動き回るようですが。

ゴキ事件で網を乗せました。(笑) おチビさんもいっぱい食べてネ♪
2004/07/30 (速報:夜)
何故!? 眠の格好をしているの?
また脱皮かしらと思っていたら、どうやら熟蚕(じゅくさん)するお蚕さんのようです。
首を左右に振って糸を吐き始めましたので、手作りのダンボールの 『 まぶし 』 に入れると繭つくりを始めました。
※ まぶしは、繭をつくらせるための四角い枠のことです。

熟蚕が始まりました。
2004/07/31 (9日目)
餌が養蚕主さんから午前中に届きひと安心しました。(^^ゞ。 昨日のお蚕さんはここまで繭をつくりました。
 熟蚕(じゅくさん)の、お蚕さんを手に乗せると今までとは違った感触に気づきました。
それは腹脚(ふっきゃく)の6-9環節目8対(16本)の足が今まで指に乗せるとピッタリついて離れなかったのが、
頭部(とうぶ)の、1環節目・胸脚(きょうきゃく)の2-3環節目に3対(6本)の手に当たる箇所(頭の付近)が指に
ピッタリつき離れません。
足は殆ど指につかなくなって手の上でモゾモゾして、まるで子猫がミルクを飲むような感触です。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
手を上手に使い、指の上で頭を八の字(左右)に動かし糸を吐き出し始めるお蚕さんが数頭いるので、
まぶしに移動させました。

指に糸を吐き出すお蚕さん。 まぶしに数頭移動させました。
2004/08/01 (10日目)
数頭のお蚕さんが繭つくりを始めました。
糞も黒から超巨大なグレー色に変えて、大量のオシッコをします。
一瞬、驚きましたが排泄してから繭つくりが始まり、約2日掛けて糸を吐き続け繭の丸い形をつくって行きます。
そろそろのお蚕さんをまぶしに移動させました。

まぶしの箱の中で糸を吐き歩き回るので箱がくもの巣状態です。
2004/08/02 (11日目)
おチビさんが最終的に最後になりそうです。餌も一人占め。繭も白いのと黄色のが見分けがつくようになりました。
他のお蚕さんは糸を吐き出しながら箱の中を動き回り、いま一歩。

おチビさんも大きくなったような・・・。 黄色と白色の繭がつくられています。
2004/08/03 (12日目)
大体のお蚕さんが落ち着いてきた様子がわかります。
まぶしの中で繭をつくり始めました。(16個)

繭をつくる様子です。 まぶしが気に入らないかったのかい?
2004/08/04 (13日目)
1日経つと繭の形が段々とハッキリして来ます。
下側の段のまぶしを箱から取り出そうとすると、糸が四方八方にからまって取るのが大変。(笑)
少し風通しを良くしてやらねば。繭も固くなり形の良いのが出来ればいいですが。
おチビさんもオシッコをして、そろそろ繭つくりの準備みたいですが様子が変です・・・。

おチビさんはオシッコをしましたが糸を吐く様子がない・・・。
2004/08/05 (14日目)
大体の繭が完成したところで、まぶしから外してみました。(チョット早い?・いゃ〜セッカチなもので)
形の良いとても綺麗な繭が出来上がりました。
でも、正直言って黄色の繭を見るのは始めてなのです。
最初に繭をつくったお蚕さんの繭を傷つけないように切って見たところ中ではさなぎになっていました。
幼虫からさなぎになると脱皮して古い皮膚が固まっています。
うぁ〜ッ!!  チョットさなぎに触れるのは勇気がいるなぁ〜^^;
でも触ってみるとお尻が“プルプル”って動きます。( ̄□ ̄;)ギョッ

つい、最近までお蚕さんだったのよねぇ〜、あんた。

繭が19個出来ました。繭の中のさなぎ♪